フィンランドが好きな建築学生のブログ

海外で働きたい建築学生へ。フィンランドの設計事務所で働きながら、建築事情を発信しています。

ストーリー

ある文章を見ているときに

こんな心が動いたので書き留めておく。

 

建築には、クリアでリアルなイメージが必要。

イメージが共有されリアリティが生まれると、

共感したり思い入れを持つようになる。

 

『「ここで本を読むんです」ではなくて、「木漏れ日の落ちる縁側に寝転がって、本を読みながらうたた寝をするんです」と言った方が

人は深く感情移入できる。』

 

と言う文章に対し

イメージが浮かぶにはストーリーが有効的であることを

別の分野で学んだことがあることを思い出した。

 

経営の分野だが、ストーリーフォーミュラという手法が使えると思う。

強い共感を呼ぶし、記憶に残りやすいし

イメージがよりクリアに情景が思い浮かぶ。

 

例えば、

数字を2つ以上入れること。

5W1Hを入れる...

心の声を入れる...

などもっとたくさんある。

 

そして、建築で言うなら

 

『そこに表現しなくてはいけないのは「木漏れ日を落とす落葉樹」であり「風が抜ける縁側」であり「無防備でいられる守られ感のある空間」が必要』

 

この文章からは

このストーリーと必要な空間構成が結びつく瞬間を感じた。

 

『そこにないものをあたかもそこにあるかのように、そこにあったら素敵だろうなと思わせるように伝えるのが設計』

 

その感覚をもつながら設計ができるよう

本を読むことにします。