フィンランドが好きな建築学生のブログ

海外で働きたい建築学生へ。フィンランドの設計事務所で働きながら、建築事情を発信しています。

オープンフォーム

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今日は事務所のメンバーが
私の送別会を開いてくれました。

そこでは、日本とフィンランドの違いを話しました。

1番のカルチャーショックは、何かの話題になり私は働き方だといいました。

なぜなら、フィンランドでは15時16時には仕事が終わるからです。朝は、9時ごろにスタートします。

また、ボスも同僚もみんな私の意見を尊重し、
信じてくれます。

これは、日本以上に感じました。
フィンランドは、基本個人を尊重し、
あまり他人の仕事や世話を焼かないのですが
助けてほしい時に1聞いたら10返ってくるイメージです。

そして、デザインにおいても同じでとてもオープンです。ボスの意見に従うトップダウン形式はありませんでした。

これには、オープンフォームという考え方があります。

それは、アイディアの議論をより開くことで
よりクリエイティブなデザインになります。

しかも、コミュニケーションを取ることで問題の早期発見にもつながります。


ここで、私の経験を例にします。

私は住宅を設計していました。

そのときに私は、敷地にある既存の建物の形式を参照してデザインしていました。

 

そのときに、ボスは尊重してくれ、

そのデザインのもとプロジェクトは

進んでいきました。

 

ボスのアイディアとは違かったのですが、

敷地に適したアプローチということで採用しました。

 

学生のインターンでさえこのようなことが起きているので、とても驚いた経験でした。

 

私は、このような「オープンフォーム」をとても気に入り、自分のオフィスにも活かしたいと思いました。

 

オープンな議論やアイディアのスタイルは、

日本のヒエラルキートップダウン形式をかえ、次世代の良い働き方になると感じています。

 

人を信じることを教わりました。

信じることがデザインにも反映され、

住まい手にも伝わっていくと信じています。