フィンランドが好きな建築学生のブログ

海外で働きたい建築学生へ。フィンランドの設計事務所で働きながら、建築事情を発信しています。

名建築で昼食を

 

BSテレ東ドラマ「名建築で昼食を!・第4話」 - 散歩の閑人:メタ坊っちゃま、メジャーデビューに気をつけて名建築で昼食をというドラマを見ました。

 

東京に集まる名建築を回るドラマですが、

ノスタルジックな気持ちになりいい雰囲気のドラマでしたので簡単にインプットと

感想を書いていきます。

 

 

東京都立美術館

1933年

アールデコ

一階はフランス仕立てのアールデコ

二階はアールデコとの融合

 

玄関は大理石で色もそのまま

シンプルで合理的な形の装飾が多い

 

サンドイッチ・ケーキが美味しい。

 

と、ここでトマソン同好会の話も出てきました。

超芸術トマソンという言葉についてはこちらを見てみてください。

ja.wikipedia.org

 

どこにつながるかわからない、先がない階段とかがのっています。

 

 

ここで毎回出てくる名言

「お金ってそんな大事かな?生活できて、好きなことができればそれでいいかな?」

 

そうですよね...でも、自分のしたいことをするにはお金も必要だしなぁ〜

なんて...

 

純喫茶の雰囲気も素敵ですね

 

目黒区総合庁舎

設計者は、村野藤吾

 

小確幸という小さいことだけど確かな幸せという言葉が紹介されていてそれっていいなぁって思いました。

 

小さいことにも喜びを感じることって素敵だなと。

 

アプローチのベンチの背もたれがおしゃれ。

もともと、敷地外の保険会社の正門からアプローチを設計したそう。

牧場があったり、アメリカンスクールがあったそう。

 

ファサードのダイキャストは、アルミを鋳型に流し作った。

アルミのひさしとか

左右8本の不規則な柱で支えられている屋根など見応え十分。

 

この建築は、90度にならないようにこだわっている

柱のアールとかがその一つ。

自然光で中も柔らかい。

モザイクタイルの天井で四季を表しているそうです。

 

階段の魔術師と呼ばれ、浮遊した階段が圧巻です。

 

まるで、鉛筆で書いたような曲線美。

吹き抜けの空間演出

 

茶室があり、

これは昔の社内レクリエーションが流行った時の名残だそう。

 

ここで、個人的に侘び寂びについて気になったので調べました。

 

・「侘び」とはつつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心のこと。

 

・「寂び」とは時間の経過によって表れる美しさを指し、

この世のものは時が経つにつれ汚れたり、欠けたりして変化しますが、

それを劣化と否定的にとらえず、変化が織りなす多様な美しさを「寂び」と呼び、

肯定すること。

 

日本建築の寺社の屋根の銅板が緑青により周りの木々と馴染んでいくような、

経年美化もその一つではないでしょうか。

 

国際文化会館(六本木)

 

1955年

設計者

前川國男吉村順三、坂倉準三

 

と、ここでワンシーンにあった

西荻窪にある花屋 El Sur (エルスール)という

花屋さんも素敵で行ってみたくなりました。

elsur-hananotabi.com

 

話を戻し、見どころです。

 

・庭から建築を見るのがいい

・前川石というそこに立って指揮をした石がある

・木枠と階段手すりの調和

 

また、名言です。

幸せには鈍感になりがち、みんな不幸に敏感になりすぎだよ。

 

小さい幸せを感じるのを忘れてはいけないですね。

 

finlovestudent.com

幸せについて簡単にまとめてみました。

 

山の上ホテル

W・ヴォーりず

 

・特徴

アールデコ

左右対称

青がきいいるタイル

照明もアールデコ

床と照明の装飾が同じ模様

文字ってずっと残る

階段エリアがエロチック

403号室文豪が利用した部屋

グラタンとビーフシチューが美味しい

英語名は、Hilltop hotel

地下のワインバー

宿泊なしで利用できる

 

名言は、人は自分には厳しくしていいけど、他人には寛容でいないといけない。

これは、刺さりましたね...

自分に厳しくても他人の価値観を自分の物差しでは測っていけないことですね。

 

 

旧白洲邸 武相荘

白洲次郎

設計者不明

 

白洲次郎吉田茂

農家もしてた

むれない人ってかっこいいよね

 

場所は、八王子と横浜の間の町田

 

エビカレーと君こそ発想の源であり

究極の理想である

 

家も成長する

 

国際子ども図書館

1906年

ルネサンス様式

日建設計安藤忠雄の設計

 

・見どころをざっと

昔の壁を触れることができる

明治39年辻の木製建具が見れる

凸凹のガラス

漆喰化粧柱

100年以上前の素焼きのレンガ

リレキュールという

=小さな神殿

の意味

サグラダファミリアは完成が見えてるがここは見えてない。

 

本来はロのじがたの平面計画だったが、お金がなく断念。

 

名言:自分が嫌いな自分を時間をかけて好きになればいい

名言2:自分のために願うことって、叶わないことも多いけど、

人のために願ってることって、案外叶う。

 

それって確かにそんな時もあるなぁって感じました。

結局周りの幸せとかを考えると、

徳がつくんですかね?不思議です。

 

江戸東京たてもの園

ここは、保存がその場でできなかったものが

移築されてきたものを展示している屋外展示博物館です。

 

看板建築

火事で燃えないように銅板とかで覆っている

築地あたりでのっこってる

 

子宝湯は、自社仏閣を思わせる外観。

例えば、七福神、鷹と雀の彫刻が見えます。

 

これには理由があって、

関東大震災がきっかけで豪華に作って元気付けさせるために豪華に作っているそう。

 

前川國男は土着的な感じもする

 

シーンの一部の

・横浜地方気象台

・ひたいざか

・大学院のコーヒー

 

も気になります。

 

 

神奈川県立図書館・音楽堂

1954年

前川國男鬼頭梓

戦後のモダニズム建築の代表作

 

鬼頭梓は、図書館デザインのパイオニアとして知られるが

これをきっかけに解放的な開架図書館を設計するように。

 

配色が鮮やかでコルビジェの配色を真似している。

 

コンクリートを磨き上げるテラゾーという技法が床に使用される。

 

型枠の後のついた柱。

 

手すり手にフィットするように作られている。面白い断面している

 

フォローブリックと言われるブロックは、

横浜の太陽高度を計算し、太陽の光を反射して柔らかい光にしている。

 

夏は強い日差しを遮る

 

天井も木でバイオリンの中にいる

 

壊す動きもあったけど

反対運動が起こったそう。

 

階段も角度が振られていて

ここまで設計でもこだわれたらいいなぁって感じました。

 

横浜市開港記念館

1917年に開館

キング クイーン ジャック

昭和2年に梁を修復

 

・鉄の柱10本

・大理石のベンチも

は開館当時のもの

 

スペシャルルームという喫茶店

ミートソーススパゲッティは美味しそうでした。

 

ホテルニューグランド

入ってすぐ大階段

開業93周年

渡辺仁

 

1912年

関東大震災

 

瓦礫を埋め立てた跡が山下公園

 

弁財天の彫刻

西洋のマホガニーにインドの融合させたデザイン

社交場年会場

 

フェニックスルーム

 

ナポリタン・ドリアがここから日本に広まったそう。

 

名言:世の中の出来事に言いも悪いもない

だって自分が意味をつけるんだもの。

 

以上です!

こんな感じで乙女建築をめぐっていくとまだまだ知らない建築がたくさんあることに気がつきました。

 

レトロ建築ももっとみにいきたいと思います!