フィンランドが好きな建築学生のブログ

海外で働きたい建築学生へ。フィンランドの設計事務所で働きながら、建築事情を発信しています。

7人の侍

今回は、7人の侍を見ました。

 

鑑賞前

黒澤明監督のこの作品は、名前は聞いたことあるな〜って感じでしたが

世界中の映画史の中でも10位以内にランクインする

とても優れた映画であることは知りませんでした。

 

最近黒澤明監督のデルスウザーラを見ました。

そこでは、自然との共存や尊敬する生き方を忘れてはいけないというメッセージがこもった映画でした。

 

鑑賞中

そこで出てきた言葉を書いていきます。

 

人を守ってこそ自分を守れる。

己のことしか守らない奴は、己を滅ぼすもの。

 

「今回は負け戦だった。

勝ったのは、侍ではなく百姓たちだ。」

 

「また生き残ってしまった。」

 

百姓育ちの侍は同じ境遇の子供を強く抱きしめる。

この言葉は、最後まで見ると納得しました。

 

また、武士と商人、百姓のヒエラルキー

百姓の険しい表情からヒシヒシと伝わってきました。

 

しかし、時にはいろんな武士がいて勇敢な武士や

出世にならないと戦はしない主義に武士や個人を磨くために

生きる武士など武士によってもそれぞれの生き方が違うこともわかりました。

 

また、百姓と武士がどんどん時間が経つにつれて仲が深まり

最終的には酒や食べ物が振る舞われ、

日本人らしさを感じました。

 

百姓がここまで身分が低かったのか、

武士がどれだけ恵まれていたのかを

強く描いていました。

 

この時代の百姓の苦楽を描いており、

人に見せかけたカカシやぬかるみを利用して攻めにくくしたり

地の利をいかす守りには驚かされました。

 

今回の映画は、

侍が百姓のために侍と戦い、百姓が結局勝つという

ある意味身分の逆転のようなものが起きているのが伝わりました。

 

鑑賞後

 

墓が4つ並んでいたり、7人の侍を集めたり

数字が気になるまま映画は終わりました。

この数字の意味は、なんなのか?

なぜ、そもそもラッキーセブン?昔の国の何か?